ネットの情報や、SNSなんかでは「逆境を楽しむ」みたいなフレーズをよく目にしますが、自分はちょっと感覚が違っていて「逆境の後を楽しむ」が正解なんじゃないかな、と思っています。自分は実際に、逆境や悩み、ネガティブな状況そのものを楽しむのではなく、それらの状況を抜け出した後の幸せを楽しむようにしています。マイナスがあるからこそ、プラスをより楽しめるといった感じですね。分かりやすい例えでいうと、サウナの場合、サウナに入っている時間を楽しんでいるのではなく、サウナを乗り切った後の水風呂を楽しみにしているという人がほとんどだと思います。他にも、サラリーマンの場合、平日の仕事の時間を楽しんでいるのではなく、平日を乗り切った後の休日を楽しみにしている人が多いはずです。このようにネガティブな状況そのものを楽しむのではなく、ネガティブがあるからこそ、その後をより楽しめるといった感じですね。逆にネガティブな状況が無い場合、サウナに入らずに最初から水風呂に入っても気持ち良くありませんし、毎日が休日になっても休日の幸せを認識出来なくなってしまいます。実際に自分は4年間、個人事業で自宅で働いていた事がありますが、毎日が自由という生活をずっと送っていると、休日の有難さを認識出来なくなり、むしろ怠惰な生活に嫌気が差してしまいました。「逆境・悩み・ネガティブな状況」と聞くとマイナスなイメージになりがちですが、実は無意識に人生において重要な役割を果たしてくれているんです。日々にマイナスな要素があるからこそ、何気ない幸せを感じられますが、日々にマイナスな要素が無ければ、全てが当たり前になり、何気ない幸せを感じることが出来なくなってしまいます。もはや、この現象は人生の全てに該当すると言えますね。実際に自分の場合、仕事が激務でストレスが多い時こそ、家で飲むビールが美味しく感じられますし、職場の嫌な人にストレスがある時こそ、家族や友達のありがたさを感じられます。スロットでは、マイナス収支があるからこそ、プラス収支を嬉しく感じられますし、フットサルでは日々の練習がしんどいからこそ、試合での勝利をより嬉しく感じられます。逆に、仕事が超イージーのゆるゆるな職場、スロットは毎日全勝、フットサルも練習無しで試合で全勝だった場合を想像すると、日々にハリが無くなり、同じ幸せを感じられるのかが不安になってしまいます...。「逆境」は人生におけるスパイス的な役割を果たしてくれていると言えますね。「逆境」自体を楽しむのではなく、「逆境」というスパイスがあるからこそ、その後の何気ない幸せをより強く感じられるようになります。これに気付くと、どんな「逆境」を迎えても動揺することが無くなっていきます。自分は「逆境」を迎えたら、「今日のビールは美味いやろうな~。つまみも豪華にしよう。」と思うようにしています。考え方を整理出来れば、自分なりの「逆境」への対応方法が確立されていくはずです。