芸能人の浮気・不倫ニュースが出ると、メディア・国民で揃って総叩き。
日本あるある、もはや日本の伝統芸能とまで言えるレベルの恐ろしい団結力。
「そもそも何故そこまで浮気・不倫ネタに食いつくのか」という話を今回はしてみようと思う。
まずはメディア側の心理について。
これに関しては、「お金になるから」という動機のみであると思う。
単純に視聴率が取れるからメディアに批判記事を掲載するというだけの話である。
ワイドショーも同様。
特に動機はなく、"皆が食いつくネタ"だから"皆が飽きるまで"掲載し続けるだけ、といった感じ。
続いて国民の心理について。
そもそも何故それほどまでに、日本人は芸能人の浮気・不倫ネタが大好きなのか。
これについては、3つの心理背景があると思う。
1つ目は「非現実的なモノが現実で起こったという興奮から」
これは犯罪・事件についても同様だが、
フィクションの世界でしか見ないような事象が現実で起きると、
「そ、そんな事が現実で起きたんだ...!!」
という気持ちの高揚から人々がメディアに吸い寄せられる。
芸能人の浮気・不倫に関しても、
恋愛ドラマでしか見た事がないシチュエーションで、
かつ登場人物が大物芸能人ともなると、興奮しないはずが無い。
「あの人とあの人が不倫していたなんて...!!」
という興奮から人々がメディアに吸い寄せられるのだ。
2つ目は「格上の人間を叩き落とす快楽から」
浮気・不倫に限らず、日本人は不祥事を起こした有名人を叩き落とすのが大好きだ。
知名度が高い人ほど、これでもかと全力でどん底まで叩き落とす。
この叩き落とす"振れ幅が大きいほど"、快楽を感じているように見える。
ゆえに知名度が低い芸能人の不祥事には見向きもしない。
有名人が転落する様を見て、快楽を感じ、ストレスを解消している。
これが日本人が内に秘める国民性だと思う。
3つ目は「自分を正当化できるから」
芸能人の浮気・不倫を見て、
多くの日本人は「浮気なんて最低!私は絶対にしません!私が正しい!」
と言っているように感じる。
浮気・不倫した芸能人を見て、批判することによって、
浮気・不倫をしていない自分を偉いと正当化する。
これも日本人の国民性のような気がする。
芸能人といえど、
全く自分に関係の無い、
一生関わることも無い、
赤の他人の浮気・不倫ネタが大好きな日本人には、もはや狂気すら感じてしまう。
かくいう自分も浮気・不倫ネタには、無意識に吸い寄せられてしまっているのだが...。