人生を生きていれば「緊張に潰されそうな場面」に度々遭遇する。
その度に、
「自分は一体どうすればいいのか...」
「自分はもうダメかもしれない...」
などと人は不安の渦に巻き込まれてしまう。
どんな場面でも全く緊張しないという超人も稀にいるが、
例外の部類なので、多くの人はこの緊張に悩まされていると思う。
もちろん自分もその1人であって、
・社会人フットサルの試合。
・職場でのプレゼン。
・結婚式でのスピーチ。
など様々な場面で、緊張に押し潰されそうになってきた。
むしろ押し潰されて、前日に眠れなかった事もある。
だが最近になって、この緊張への向き合い方が分かってきたような気がする。
そもそも緊張するという事は、そのイベントに責任感を持って真剣に向き合っている証だと思う。
自分を例に考えると、
・社会人フットサルの試合→10点差で負けてもいいや。
・職場でのプレゼン→失敗して上司に怒られてもいいや。
・結婚式でのスピーチ→失敗して変な空気になってもいいや。
と無責任で投げやりな気持ちだと、緊張を感じることは無いだろう。
逆に、
・社会人フットサルの試合→良いプレーをして絶対に勝ちたい。
・職場でのプレゼン→成功して上司の評価を上げたい。
・結婚式でのスピーチ→成功して友達を感動、喜ばせたい。
と責任感を持ち真剣に向き合っているからこそ、
「上手くいかなかったらどうしよう」という感情が初めて生まれる。
何が言いたいかというと、
緊張を感じている時点で「自分は責任感を持って真面目に考えていて偉い」とまず自分を褒めるべきだ。
なので緊張という感情は決してマイナスな心理状況ではない。
むしろ投げやりになって、緊張感が全く無い方がマイナスである。
そして次に、この緊張にどう向き合っていくかだが、
「緊張している自分を認識して楽しむ」という考え方が大事だと思う。
不安に潰される必要は全く無い。
自分は責任感を持って、このイベントを成功させようとしているんだ。
と緊張している自分を認識して、
自分を偉いと褒め、ただ全力でそのイベントに取り組むだけでいい。
そのイベントが上手く進みだすと、充実感・楽しさを感じることが出来る。
緊張を感じていたからこそ、そのイベントが終わりに近づくことで、開放感・安心感に包まれる。
緊張している自分を認識して、そのイベントを全力で楽しむ。
この考え方が出来れば、緊張による不安に押し潰されることは無くなるだろう。
緊張は自分を成長・次のステージに導いてくれるスパイス。
決してマイナスの感情ではない。
緊張している自分は偉い、偉すぎる。
緊張によって不安を背負い込む必要など全く無い。
そのイベントに真剣に向き合っている自分を存分に楽しむべきだ。