世間を賑わせている人気コンテンツ「ブレイキングダウン」
人気作ともなると1000万再生を超えるバズリ企画。
一体、何故ここまで人気なのか。
何故、人々はブレイキングダウンを見るのか。
今回は、そんなブレイキングダウンを視聴している人々の心理を考えてみる。
もちろん見る理由は人それぞれだが、大半の心理としては、「喧嘩の野次馬」的な感情が最も多いのではないかと思う。
学校や街中で喧嘩が起きた時に、「お、なんか揉めてる」と人がゾロゾロ集まる現象と同じ。
自分の揉め事は避けるが、他人の揉め事を高みの見物するのは大好きというのが日本人の習性である。
さらに実際の喧嘩であれば「なに見てんだよ?」と言われるリスクがあるが、画面越しでノーリスクで高みの見物が出来る状態なので、視聴数が増えるのも納得できる。
人々は素人の喧嘩というエンターテインメントを楽しんでいるのだ。
日本人の習性にマッチしたコンテンツであることがよく分かる。
ブレイキングダウンは格闘技なのか?
という論争が起きているが、完全に別物と考えた方が良い。
RIZINはスポーツ観戦と同じなので、人々は格闘技を楽しむ為に視聴している。
ブレイキングダウンは喧嘩の野次馬と同じなので、人々は素人(不良)の喧嘩を高みの見物をする為に視聴している。
実際に、ブレイキングダウンの選手がRIZINを目指すと炎上が起こる。
多くの人々はブレイキングダウンの選手に格闘技要素を期待していないのだ。
人々はブレイキングダウンを通して、素人(不良)の喧嘩を高みの見物したいだけ。
それ以上でもそれ以下でもない。
あとは「朝倉未来が主催している企画」であるというのも、人々がブレイキングダウンを見るキッカケになっていると思う。
元不良の人気格闘家・朝倉未来というキャラクターがブレイキングダウンにマッチしているし、300万人以上の登録者を持つ朝倉未来のYouTubeチャンネルが配信することで、多くの人々の目に触れることになる。
元不良の人気格闘家が企画する、素人の喧嘩企画。
格闘技ではなくエンターテインメント。
素人(不良)の喧嘩を人々が高みの見物をして楽しめるエンタメ。
日本人の習性にマッチしたコンテンツ。
ブレイキングダウンが流行る理由がよく分かりますね。