「お局」という役職を超越した無敵な存在。

お局は無敵だ。女性が多い職場で働いている人なら分かると思うが、お局は役職という概念を超越している。役職持ちのお局ならまだいいが、平社員orパート社員のお局が実に無敵過ぎるのだ。自分より格上の役職であっても気に入らなければ関係無し。嫌味や陰口でターゲットを追い込んでいき、自分が持つ影響力を武器に自分の職場内でのヒエラルキーを高めていく。たとえ相手が社長であってもお構いなし。格上に執着し、格上の評判を落とし、自分の存在パワーを高めていく。男であれば、こんな事は許されない。男社会は縦関係がハッキリしているし、格上に嚙みつこうものなら、瞬時に叩き潰される。だがお局の場合は、ハラスメントを盾に格上の上司とも対等に渡り合うことが出来るのだ。個室に呼び出されれば、セクハラ。怒鳴られれば、パワハラ。お局は攻撃力だけでなく、防御力も著しく高い存在なのだ。それがゆえに厄介であり、役職を超越した無敵な存在と言える。そして周りが気を遣っていることにより、居心地が良いので、勤続年数も半端なく長い。そしてお局の長期政権が続いていく。さらに役職を持っていないというのも、お局のストロングポイントと言える。責任を取らなくてもいいので、自分の仕事のミスは全て他人のせいする、という特殊スキルを持っている。自分の職場内ネットワークで陰口を拡散し、印象操作をする事で一発解決。本当にお局という存在は無敵過ぎる。まだ現代の技術を持ってしても、お局の倒し方は見つかっていない。現状では、お局と上手く共存していく事がベストの解決策と言える。お局と上手く共存さえしておけば、自分の職場内での価値が必要以上に下がることは無いだろう。厄介な存在がゆえに、対峙し倒したくなってしまうが、無敵のお局を倒すのは容易ではない。返り討ちに合う可能性、自分の社内ヒエラルキーを下げる可能性が非常に高いので、極力お局は刺激しないでおこう。