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サッカーの「2-0」は何故危険なスコアなのか?

サッカーの試合では、2-0になると「最も危険なスコアです。」と解説者が言うのがお決まりとなっています。サッカー経験者なら何となく分かっていると思いますが、一般の視聴者の方はイマイチ分かってない方が多いと思います。一応サッカー経験者なので、両チームの心理状況から2-0の危険さを説明してみます。

※2-0の状態。

【勝っているチームの心理状況】

もう勝てるかもしれない。このまま守り切れば勝てる。仮に1点決められてもまだ大丈夫。

→安心・保守的。

【負けているチームの心理状況】

負けてしまうかもしれない。まずは1点返そう。リスクを負ってでも攻めよう。

→焦り・不安・積極的。

 

※2-1の状態。

【勝っているチームの心理状況】

まだ1点ある。でもあと1点決められたら追い付かれてしまう。何としても守り切ろう。

→わずかな安心、焦り、さらに保守的。

【負けているチームの心理状況】

このままいけば追いつける。何としても更に1点入れよう。

→希望・さらに積極的。

 

※2-2の状態。

【追いつかれたチームの心理状況】

自分たちが勝っていた試合だったのに。。もうダメだ。。

→絶望。心が折れる。

【追いついたチームの心理状況】

負けていた試合を振り出しに戻した!絶対に勝てる!

→自信・勝利への確信。

 

といった感じで、両者のメンタルが移り変わっていきます。特に2-0から2-1になった瞬間に、試合の雰囲気がガラッと変わりますね。追われる側の焦り、追う側の勢いが一気に加速するので、ここに2-0の危険さが詰まっていると考えられます。逆に2-0から3-0にすることが出来れば、追われる側の焦り、追う側の勢いが弱まるので、一気に試合を楽に進めることが出来ます。あとは両者に大きな実力差がある場合は、高確率で大量得点差になるので、2-0は危険なスコアではありません。経験者であれば2-0の危険さが身に沁みてよく分かると思います。自分も2-0から逆転された経験がありますし、0-2から逆転した経験もあります。サッカーはメンタルスポーツとも言われる所以がここにありますね。

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